私の住む地方では、お雑煮は短冊汁と言う具だくさんの汁物で作ります。
汁物と言うよりも具の方が多く野菜の煮物みたいな感じで、
これ一杯で野菜不足を解消できるので私はお正月以外でも頻繁に作って食べています。
たぶん家庭によって具材は違うと思いますが、
大根、ニンジン、長ネギ、こんにゃく、油揚げはどこの家庭でも必ず入れるのではないでしょうか。
私が子供の頃から食べてきたものは、それプラス豚肉と白菜でした。
豚肉は脂の多いバラ肉を入れるとダシが出て美味しいです。
でも、小学生の頃友達の家で出された短冊汁は豚肉の代わりに塩鮭が入っていました。
これは魚が苦手な私には食べ辛く、ニオイが鼻について申し訳ないけれど残してしまったのです。
おそらく、その友達にすれば私の家の豚肉入り短冊汁は邪道なんだろうなと思います。
それでも具材は違っても作り方は共通していて、
野菜やこんにゃくなどは全て大きさを揃えた短冊型に切り、だしで煮て醤油味にします。
お正月のお餅を食べる間は必ずこれが出されるので、
家で一番大きな鍋にどっさりと作り置きする家庭が多いようです。
温め返しても美味しいので、私は忙しい時や手抜きしたい時短冊汁を作り置きしてますが、
家族もみんな好きなので数日続いても文句は言われず重宝する料理です。